「ホームジム」と聞くと、ついパワーラックやハーフラックのような大がかりな設備を想像してしまいませんか?
たしかにジムさながらのトレーニング環境は魅力的ですが、導入には10万円以上の出費や広いスペースが必要です。
しかし実際には、パワーラックがなくても十分にホームジムは作れます。限られた予算やスペースの中でも、全身を効率よく鍛えることは可能です。
今回は、筋トレ初心者がまず揃えておきたい最低限の器具をご紹介します。私自身、今回ご紹介する器具だけで3年間トレーニングを継続し、着実に使用重量を伸ばしてきました。これからホームジムを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ジムトレと家トレのメリットデメリットについては、「家トレ vs ジムトレ、どっちが自分に合ってる?両方経験した私が感じたメリット・デメリット」をご覧ください。
揃えるべき器具4選
可変式ダンベル
ダンベルは筋トレの基本となる器具です。ただし、重量ごとに揃えると本数が増え、保管スペースにも困ります。
そこでおすすめなのが、ダイヤル式やロックピン式の可変式ダンベルです。重量変更が片手で数秒でできるので、トレーニングのテンポも維持しやすく、省スペースにも最適です。最低でも20kg以上のタイプを選べば、長く使えます。
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トレーニングベンチ(角度調整が可能なもの)
フラットベンチでも最低限の種目は行えますが、角度が調整できるタイプなら、トレーニングの幅が格段に広がります。
例えば、インクラインダンベルプレスやショルダープレス、さらにはブルガリアンスクワットの補助などにも活用できます。安価なものでも角度調整が可能なモデルが増えているので、最初から導入するのがおすすめです。
こちらの商品が値段も安く、高評価なのでおすすめです。
懸垂スタンド(チンニングスタンド)
背中の筋肉をしっかり鍛えるには、やはり懸垂が効果的です。ドア枠に設置するタイプもありますが、安全面を考えると、しっかりとしたスタンドタイプを選びたいところ。
懸垂スタンドは場所を取るデメリットはあるものの、それを補って余りあるトレーニング効果が得られます。中にはディップスやプッシュアップも可能な多機能タイプもあるため、スペースと相談しながら検討してみてください。
私のおすすめは価格と品質のバランスが取れたSTEADY(ステディ)の懸垂スタンドです。
使用感や感想は「ホームジムに最適!多機能で安心感抜群の【STEADY】懸垂スタンドをレビュー」をご覧ください。
トレーニングマット
厚みのあるトレーンングマットはフローリングや畳への傷を防ぎ、トレーニング時の防音・防振対策にもなります。
ダンベルを置くときの衝撃や、自重トレーニング時の滑りも防げるため、安全性の向上にもつながります。
ジョイント式のマットは部屋の大きさに合わせられ、不要な部分はカットできるのでおすすめです。
これらの器具で実施可能な主な種目一覧
これら4つの器具を揃えるだけで、以下のように全身の主要な部位を網羅したトレーニングが可能になります。
- ダンベルプレス
- インクラインダンベルプレス
- ダンベルフライ
- 懸垂(チンニング)
- ワンハンドローイング
- ダンベルベントオーバーローイング
- ダンベルデッドリフト
- ダンベルショルダープレス
- サイドレイズ
- ダンベルスクワット
- ブルガリアンスクワット
- ゴブレットスクワット
- アームカール
- トライセプスエクステンション
これだけの種目が自宅で行えるなら、ジムに通うのとほとんど遜色ありません。器具の配置に工夫すれば、3〜4畳程度のスペースでも十分に対応可能です。
まとめ
パワーラックがなくても、可変式ダンベル・角度調整ベンチ・懸垂スタンド・トレーニングマットの4つを揃えるだけで、全身をバランスよく鍛えるホームジムは実現可能です。
これらの器具を揃えるのにかかる費用はトータルで約4〜5万円前後。月額制のジムに1年通うことを考えれば、十分に元は取れます。
まずはこの最低限のセットで始めて、トレーニングを継続する自信がついてから、パワーラックなどの大型器具にステップアップしていくのが賢いやり方です。
自宅に“自分専用のジム”があるというのは、想像以上に快適で継続しやすいもの。ぜひ、今日から一歩を踏み出してみてください。



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